(株)チノー製のハンディ飽差計です。
ハンディ形飽差計 MH500は作物の栽培環境として重要となる湿度条件を作物の生育と直結した指標である「飽差」で測ることができます。
飽差値(g/m3)をダイレクトに表示
温度(℃)または、相対湿度(%rh)も同時に表示
センサユニットは簡単に交換可能
仕様
センサ 温度…サーミスタ 湿度…高分子静電容量式センサ
測定範囲 飽差 0.1~62.1g/m3
温度 -10~45℃ ±0.5℃±1digit(5~45℃において)
湿度 相対湿度 5~95%rh ±2.5%rh±1digit(5~90%rhにおいて)
表示 LCD(液晶)デジタル表示 飽差、温度、相対湿度、単位、機能状態表示、電池残量
表示更新周期 1.0秒
電池 単4アルカリ電池2本
質量 約92g(電池除く)
飽差と光合成
作物の生育・品質を決定づける光合成を活発にさせるためには、光の他に、原材料であるCO2(二酸化炭素)と水分を沢山取り込ませることが重要です。
そのためには、気孔が大きく広がりCO2(二酸化炭素)吸収と蒸散による水分の吸い上げがスムーズに行える温湿度環境が必要です。
その光合成に適した温湿度環境は理想飽差として表すことが出来ます。
理想飽差は3-6g/㎥とされ、どんな気温においても一定なため、作物栽培に適した管理指標になります。
飽差とは
飽差とは、空気地にあとどのくらい水分を含ませることができるかをg/㎥で表す値です。
つまり、乾燥するほど大きくなり、湿潤になるほど小さくなる値で、相対湿度100%のとき飽差は0g/㎥となります。